鏡筒 赤道儀 プラネタリウム 過去の機材

鏡筒

レンズや鏡が入っている筒のことです。それぞれ仕組みや構造が異なっており、性能や使い勝手も違います。

MT-130

ニュートン式反射望遠鏡で、2本あります。それなりの長さがありますが、鏡筒の側面に接眼部があるため、 無理な姿勢をとることなく覗くことができます。
それなりの性能と使いやすさを兼ね備えており、出撃でもよく使われています。 新入生の皆さんも望遠鏡を扱う際には、まずこれから手をつけてみることをオススメします。


C8

黒く、太く、短い、シュミットカセグレン式の望遠鏡です。MT-130と違い鏡筒の下先に接眼部がありますので、 特に天頂方向を見るときに、かなり無理な体勢をとる必要があります。
しかしその口径はおよそ20センチと大きく、見応えは抜群。 観望家の人たちに人気があります。MT-130に慣れてきたら次はこれを使ってみましょう。


FSQ-85ED

数年前に買ったばかりの屈折望遠鏡です。 他の望遠鏡より小ぶりですが、像の鮮明さではFS-128にも引けを取りません。観望だけでなく、写真撮影にも適した期待の新鋭です。


FS-128

全長1メートルを超える大きな屈折望遠鏡です。 BOX(部室)にある望遠鏡の中では最も性能がいいのですが、 その大きさ故に普段の出撃では滅多にお目にかかれません。
しかしながら、これで見える像の鮮明さは間違いなく同好会一。 合宿などで目にする機会があれば、積極的に覗いてみて下さい。ちなみに、厳密には同好会の所有物ではありませんので、扱いには気を付けましょう。


緑丸

元々は、サークルに昔からあった西村製作所の望遠鏡でしたが、さまざまなところに限界が来ていたため、2012年に改造した望遠鏡です。ドブソニアンという非常にシンプルな構造で、鏡筒は分割式でとても軽いので、車に載せて観測地まで簡単に運ぶことができます。また、組みあがった状態でBOXに保管しているので、大学でちょっと星を見たいと思った時にすぐに使うことができます。


Hα太陽望遠鏡 P.S.T.

【通称: サンタナ】

その名の通り、太陽を観察するための望遠鏡です。バンドパスフィルタを使って太陽光線のほとんどを遮断するため、通常の望遠鏡と異なり、太陽を観察しても失明の恐れがありません。
紅炎や黒点の観察などに使用するほか、11月祭では一般の方に開放したこともあります。


SUPER BINO 100 CLT

つい最近新たに仲間入りした天体双眼鏡。視野はかなり広いですが、像が正立という点、また見たい天体を直接導入できるという点で初心者にとっても扱いやすい機材です。
KUALAではその姿から連装砲という愛称で親しまれています。


赤道儀

赤道儀とは、鏡筒を載せて、見たい天体に方向を合わせるための機材です。

地球の自転のために、星は天の北極(北極星の近く)を中心に回転しているように見え、すぐに望遠鏡の視野の外に出てしまいます。赤道儀を使えば、簡単な操作で望遠鏡を星の方向に向け直したり、あるいは視野から外れないよう電動で追尾させたりすることができます。現在、同好会には5種類の赤道儀があります。

EM-1

【通称: 太郎】

青い箱に入っていて、MT-130、C8、FSQ-85EDを乗せます。箱の寸法が非常に厳密に作られており、うまく入れないとフタが閉じないことで有名です。


EM-1S

【通称: 花子】

赤い箱に入っていて、これもMT-130、C8、FSQ-85EDを乗せます。


EM-2

【通称: ジェニファー】

緑の箱に入っていて、これもMT-130、C8、FSQ-85EDを乗せます。


EM-200

【通称: ウィリアムズ】

ジュラルミンケースに入っていて非常に重いのですが、追尾の精度がよく、FS-128を乗せることのできる唯一の赤道儀です。


EM-11

【通称: エリザベス】

数年前に購入したばかりの赤道儀で、黄色い箱に入っています。主にFSQ-85EDを乗せて使われます。


スカイメモ

小さめの赤い箱に入っているポータブル赤道儀です。これに限っては望遠鏡ではなく、カメラを乗せてガイド撮影をするためのものです。


プラネタリウム

天文同好会では、11月祭で、プラネタリウムを上映しています。プラネタリウムではドーム、投影機、そして上映プログラムまで全て会員自身がつくっています。ここでは、当同好会のプラネタリウムの紹介をします。


ドーム

ドームの直径は約5メートルで、30人程が入ることができます。白い段ボールでできたパーツを右の図のように組み合わせることで半球を作り上げています。


恒星投影機「タマ三郎」

2012年から導入された恒星投影機で、ドームの中心に配置されています。球体に穴が開けられており、そこから内部の電球の光が漏れ出し約15000個の恒星をドームに映し出します。また、2等星までの明るい恒星は、レンズとフィルターを用いることでくっきりした星像を色付きで投影することができます。そのほか、一部の星雲や銀河も映し出します。


惑星投影機

恒星投影機に取り付けられており、時間とともに夜空で位置や明るさを変える惑星を、色付きで投影することができます。


天の川投影機

天の川を映しことができます。


流星投影機

流星を映すことのできる装置です。


朝焼け・夕焼け投影機

プラネタリウム上映の開始・終了時の夕焼けと朝焼けを再現する装置です。


スライド投影機

星座絵や写真・神話に関するスライドなどを映し出す装置です。


ポインター

解説のときに使われる赤い矢印を映し出します。


過去にあった機材

15センチ反射経緯台

経緯台と一体になった反射式望遠鏡です。他の望遠鏡とは異なり、出撃や観望会に持ち出す事はありませんが、BOXの外でちょっとした天体観測をする際に使っています。
長らく先代の方が自作したものと思われていましたが、最近西村製作所の「15センチ反射経緯台」であることが判明しました。所々にダメージの見られるその外観は歴史を感じさせます。損傷が激しかったため、再めっきなど修理・改造をして、現在はこのようになっています。


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